“闘う集団”と化したアーセナル チェルシー戦で差し込んだ新シーズンへの光明

今季初タイトルを獲得したヴェンゲル監督(右) photo/Getty Images

カウンターは相手の脅威に

6日にFAコミュニティ・シールド2017が行われ、アーセナルがPK戦の末4-1でチェルシーに勝利した。46分にビクター・モーゼス(チェルシー)が先制点を挙げたものの、82分にグラニト・ジャカのフリーキックに反応したセアド・コラシナツ(アーセナル)がヘディングでゴールを決め、1-1の同点で90分間の戦いが終了。直後に行われたPK戦でアーセナルが勝利をモノにしている。

アーセン・ヴェンゲル監督(アーセナル)は試合後に行われたインタビューで、相手に先制を許しながら同点に追いついた選手たちの奮闘ぶりを称えた。英『sky SPORTS』が伝えている。

「非常にインテンシティーの高い試合になったが、選手たちはよく闘っていたね。先制を許した後もパニックに陥らず、落ち着いて試合をコントロールした結果だと思うよ」
前半から60%を越えるデュエル(1対1の攻防)の勝率を記録したほか、試合終了時もデュエルの勝利数でチェルシーを上回ったアーセナル。また、特に前半はアレクサンドル・ラカゼット、アレックス・イウォビ、ダニー・ウェルベック、及びアレックス・オックスレイド・チェンバレンの突破力を活かしたカウンターで敵陣を切り裂くなど、コレクティブなサッカーで試合の主導権を握ってみせた。2016-2017シーズンのUEFAチャンピオンズリーグ・ラウンド16(バイエルン・ミュンヘン戦)をはじめ、同シーズンでは劣勢時に失点を重ねる場面が多かった同クラブだが、磨き上げたカウンター戦術を活かし、新シーズンのプレミアリーグの主役に躍り出る可能性も浮上したと言えるだろう。

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