パク・チソン、マンU時代に韓国語でファーガソンに“悪口”を言った理由は「心が痛む出来事」

韓国代表として活躍したパク氏 photo/Getty Images

悔しき決勝戦を振り返る

韓国サッカー界のカリスマ、パク・チソン氏が、マンチェスター・ユナイテッド時代を回想し、恩師アレックス・ファーガソン氏について語っている。

2004-05シーズンにオランダのPSVで圧巻のパフォーマンスを披露した後、名将ファーガソン率いる赤い悪魔でのプレイを許された韓国サッカー界のレジェンド、パク・チソン。加入当初は広告塔としての意味合いが強いサインだと評されたものの、90分間衰えることのない無尽蔵なスタミナや攻守にわたる圧倒的な献身が奏功し、確固たる信頼を手にしたことは記憶に新しい。

そんな同氏が、「サッカーの監督を目指さない理由」について尋ねられると、名将の名前を引き合いに出しながら次のように説明した。『朝鮮日報』を含む複数メディアが英雄の言葉を伝えている。

「自分を客観的な視点から見ると、ヒディンクやファーガソンのような監督になれる自信がないね。彼らは飴と鞭を適切に使い分けながら選手をやりくりする。私にそれができるとは思えないんだ。コーチならやれるかもしれないけどね」

韓国代表でも常にエースとしてスポットライトを独占してきた同氏だが、やはり競争の激しいマンチェスター・ユナイテッドでは挫折も味わっている。2007-08シーズンのチャンピオンズリーグ決勝戦。功労者だったはずの彼は戦術的理由により栄光の舞台から外されてしまったのだ。

「私にとってもあれはすごく残念で心が痛む出来事だった。韓国のサポーターもものすごく期待してくれていたからね。ファーガソンに悪口を言ったかって? あぁ言ったよ。でもどうせ韓国語だったから彼には理解できなかったはずさ」

ユーモアと共に悔しき日々を振り返った同氏だが、ファーガソン氏も後に同ファイナルでの“パク外し”を「後悔しているし、胸が痛んだ。でもチームのためには仕方のないものだった」と回想し、不可避の事態だったと説明した。

後にも先にも、世界最高峰の舞台で彼ほどに存在感を示したアジア人フットボーラーは存在しない。いつの日か、日本人選手も彼に続く活躍を見せられるよう期待したいところだ。

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