クラブでも欠かせない存在
ケルンに所属するFW大迫勇也は、7月31日に行われたボローニャとのトレーニングマッチで右の足首の靭帯を損傷する怪我を負ってしまった。今後数週間は離脱することになると伝えられており、日本のサッカーファンもショックを受けたことだろう。8月31日にはロシアワールドカップアジア最終予選・オーストラリア代表戦が控えているからだ。大迫はすっかり日本代表のエースになっており、最前線に大迫がいるかいないかでは大きく変わってくる。仮に出場できないとなれば最悪の事態だ。
しかし、ショックを受けているのは日本だけではない。ケルンにとっても今や大迫は替えの利かない選手の1人になっているのだ。独『Bild』は大迫が松葉杖をついて病院から出てきたことを取り上げており、「ケルンにとって大迫を失うことは大打撃だ。昨季大迫はアントニー・モデストに次いで多い7ゴールを決めている。大迫は間違いなくスタメンとして計画されている」と伝えている。
今夏には話し合いが破断に終わるなど紆余曲折あったものの、モデストが中国の天津権健に移籍している。2016-17シーズンに25得点を記録しているモデストを失うのはケルンにとって大きな痛手で、大迫には期待がかかっていた。その大迫が開幕に間に合わないとなれば、ケルンも頭が痛いだろう。
指揮官のピーター・シュテーガーも「非常に残念だ。ユウヤは我々にとって重要な存在だ」とコメントしており、大迫の離脱はケルンにとって大きなニュースとなっている。