“ロベリー”をも超える破壊力になる? サプライズ軍団・ライプツィヒのウイングに注目集まる

昨季19アシストのフォルスベリ photo/Getty Images

アシスト王に加え若い新戦力まで

ブンデスリーガを代表するサイドアタッカーといえば、やはりバイエルンのアリエン・ロッベンとフランク・リベリだろう。長年バイエルンを引っ張ってきた2人はスピード、テクニック、得点力と全てが高いレベルにあり、世界屈指のウイングだ。若手ではドルトムントのウスマン・デンベレやクリスティアン・プリシッチなども魅力的なウイングだが、やはりまだまだロッベンとリベリの存在感は大きい。

しかしブンデスリーガ公式サイトは、彼らを追いかける立場としてライプツィヒのサイドプレイヤーに注目している。

ライプツィヒといえば2016-17シーズンに2位に入る大健闘を見せて大きな話題を呼んだチームだ。当然今夏にはビッグクラブがライプツィヒのタレントを引き抜こうと動いており、どちらかといえば主力選手の引き抜き話の方がニュースになる機会が多かったと言える。しかし、ライプツィヒも新シーズンの戦いに向けてしっかり補強している。
攻撃的な選手で注目すべきはポルトガルの世代別代表にも選ばれているブルマをガラタサライから獲得し、さらにパリ・サンジェルマンからフランスの世代別代表FWジャン・ケビン・オーギュスタンを加えている。ブルマは22歳、オーギュスタンは20歳と若いことも特徴的で、身体能力は抜群だ。オーギュスタンは最前線でもプレイできる選手だが、本人も攻撃的なポジションならどこでもできると自信を見せている。状況によってはサイドで起用される場面も出てくるだろう。昨夏のU-19欧州選手権では得点王に輝くなどゴールゲッターでもあり、期待できる逸材だ。

また、ライプツィヒの左サイドには2016-17シーズンに19アシストを記録してアシスト王に輝いたエミル・フォルスベリもいる。フォルスベリにはマンチェスター・ユナイテッド、ミランなどビッグクラブが関心を示してきたが、本人は残留を口にしている。仮にフォルスベリがこのまま留まれば、ブルマ、オーギュスタン、さらに現所属選手のマルセル・ザビッツァーなども含め強力なサイド攻撃が完成することになるはずだ。

ロッベンとリベリは怪我も増えてきており、継続性には疑問も出てきている。ライプツィヒのサイドこそブンデスリーガ最強となっても不思議はないが、新シーズンもライプツィヒはサプライズを起こすか。

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