ミランのスクデットは無い ピルロは大型補強の難しさ指摘「0からスタートですぐ勝利は難しい」

大型補強で注目集めるミラン photo/Getty Images

連携の構築には時間がかかる

今夏にハカン・チャルハノール、リカルド・ロドリゲス、アンドレ・シウバ、さらには王者ユヴェントスからレオナルド・ボヌッチまで獲得したミランは、一気にスクデット候補の一角に数えられる存在になった。戦力的にはスクデット争いに絡んでも全く不思議はないだろう。

しかし伊『La Repubblica』によると、かつてミランでもプレイしたアンドレア・ピルロは優勝候補ではないと主張している。ピルロはあくまでミランの目標はチャンピオンズリーグ出場権確保にあるはずと見ており、大型補強からすぐに結果が出るわけではないと語っている。

「ボヌッチはミランに偉大なカリスマ性や国際経験などをプラスするだろう。一方でユヴェントスは彼のテクニック、ボールを扱う技術などを失うことになる。ミランがスクデットを獲得するか?そうは思わないな。新たな選手を10人獲得して0からスタートするなら、すぐに勝利を収めるのは難しいよ。彼らは一緒にプレイし、ピッチ上で互いに上手くフィットしていかなければならない。モンテッラは難しくもあり、同時に刺激的な仕事を抱えているね。彼らの目標はチャンピオンズリーグ出場だよ」
ミランの大型補強は注目を集めているが、連携の構築に時間がかかって開幕から勝ち点を落とすなんてシナリオも想像できる。一貫性を身につけるまでには相応の時間を要するだろう。ピルロはまだまだユヴェントスの方が優位とも語っており、ミランがいきなりスクデットを獲得する姿は想像できないようだ。

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