プレミアでも圧倒的な得点率
24日、ウェストハムはレヴァークーゼンからメキシコ代表FWチチャリートことハビエル・エルナンデスを獲得したことを発表した。その移籍金は1600万ポンドとなっているが、高額な移籍金が動く昨今の市場を考えると大バーゲンと言える価格ではないだろうか。
ハビエル・エルナンデスはマンチェスター・ユナイテッドに所属した2010年より、プレミアリーグで得点を決めるだけの能力を持ったFWであることは証明済みだ。さらにレヴァークーゼンでも2015-16シーズンには全てのコンペティションで26のゴールを決めており、得点感覚は抜群だ。2016-17シーズンはやや得点数が落ちたものの、それでも二桁となる13ゴールを記録している。
英『FourFourTwo』は「エルナンデスがバーゲン価格だったことはスタッツが証明している」と報じているが、プレミアリーグの通算得点記録を見てもエルナンデスは素晴らしい数字を残しているのだ。エルナンデスはマンUでも途中出場が多かったため、リーグ戦での通算得点数は37とそれほど多くない。しかし、目を引くのは得点率だ。
エルナンデスはプレミアリーグで130・2分に1ゴールのペースでネットを揺らしているが、これは同じマンUでプレイしたロビン・ファン・ペルシー(139・7分)、リヴァプールのルイス・スアレス(138・8分)をも上回る数字だ。もちろんプレイタイムや試合数、与えられた役割にも違いがあるため、これだけで優劣をつけることはできない。しかしエルナンデスはプレミアリーグ内でも屈指の点取り屋だったことが分かる。ちなみに、このランキングで1位はマンチェスター・シティFWセルヒオ・アグエロ(109・8分)、2位はトッテナムFWハリー・ケイン(116・9分)だ。
果たしてエルナンデスはウェストハムで再び大暴れしてくれるのか。同選手が活躍した場合にはマンUも改めて放出したことを悔やむだろう。