クラブとの溝は埋まらない?
不安は増大し、騒動の沈静化には繋がらなかったようだ。バルセロナのジョゼップ・マリア・バルトメウ会長にとっても、もはやブラジル代表FWの退団を食い止めることは不可能なのかもしれない。
スペインカタルーニャの『RAC1』は、ネイマールの華麗なる2ゴールによって勝利を収めたユヴェントスとの試合後、米ニュージャージーにおいて同選手の父親とバルサ幹部陣による対談が実施されたものの、話し合いは破断に終わり、残留に向けた合意は得られなかったと報じている。クラブトップのバルトメウ会長はこのミーティングに同席することはなく、会談後に「残留に向けた手応えが一切無かった」とのメッセージをディレクターから受け取ったと同メディアは綴っている。どうやらクラブ側もネイマールとの間に突如として生じた溝を埋めることに苦しんでいるようだ。
連日のようにメディアを騒がせ、一部ではすでにパリ行きが合意に達したとも報じれているネイマール。チームメイトらも貴重なブラジル人ドリブラーの説得に応じる構えであり、ジェラール・ピケに至っては同選手との2ショット写真をSNS上に掲載し、「彼は残る」ともつぶやいている。果たして約280億円という巨額の契約解除金と共に本当にフランスへと去ってしまうのだろうか。今後の進展に注目だ。