先日、ドイツ王者バイエルンはレアル・マドリードで出番を失っていたコロンビア代表MFハメス・ロドリゲスをレンタル移籍で獲得したことを発表した。ハメスがどこに向かうかは今夏の注目ポイントの1つだったが、最終的にはブンデスリーガ挑戦を選ぶことになった。
これを羨ましく思っているのが、バイエルンのライバルクラブであるドルトムントだ。ドルトムントは近年バイエルンと常にブンデスリーガの頂点を争ってきた間柄だが、クラブのハンス・ヨアヒム・ヴァッケCEOは金銭面でバイエルンと張り合うことはできないと悔やんでいる。
独『Soontag』によると、同CEOはハメス級の選手を獲得できるクラブはブンデスリーガでバイエルンのみだと語り、給与など金銭面に違いがあることをアピールしている。
「我々には制限があることを理解している。ハメスは特別な選手だ。それでも我々は彼のような選手を狙うことはない。なぜなら我々のサラリーの構造が破壊されるだろうからね。このような選手を獲得できるのは素晴らしいことだ。しかし、ドイツでそれができるのはバイエルンのみだ」
ドルトムントとバイエルンはライバル関係にあるが、近年はマッツ・フンメルスやマリオ・ゲッツェ、ロベルト・レヴァンドフスキなどドルトムントでブレイクした選手がバイエルンに引き抜かれている。ピッチ外でも差が出ているのは明らかで、今回のハメス獲得もバイエルンと張り合うことはできなかったのだろう。