イブラの存在感は頼もしいというより”恐い”? 「そのオーラは若手選手にとって時に脅迫的だ」

マルシャルも影響を受けた1人か

マルシャルも影響を受けた1人か

マンUを支配していたイブラヒモビッチ Photo/Getty Images

2016-17シーズンのマンチェスター・ユナイテッドは、良くも悪くもFWズラタン・イブラヒモビッチのチームだった。加入早々にイブラヒモビッチが中心となり、チームカラーは大きく変わった。経験豊富なイブラヒモビッチは若手選手のお手本とも呼べる存在だったわけだが、クラブOBのミカエル・シルベストル氏はイブラヒモビッチのオーラが凄すぎて若手選手が萎縮してしまっていた部分もあったのではないかと感じているようだ。

萎縮していたかは定かではないが、FWアントニー・マルシャルはイブラヒモビッチの被害を受けた選手でもある。開幕前には自身がつけていた背番号9をイブラヒモビッチに奪われ、自身は11番に変更。ポジションも左サイドに固定され、思ったようにゴールに絡むことができなかった。

英『Daily Mail』によると、同氏は来季マルシャルがマンU加入当初と同じような働きを見せてくれると信じており、イブラヒモビッチの離脱を機にもっと得点を決めていかなければならないと語っている。
「ズラタンのオーラはビッグだ。彼のキャラクター、エゴは周囲の若手選手にとっては時に脅迫的だった。もちろん彼がお手本でもあり、彼がいたのは良かったけどね。若手選手、例えばマルシャルは1年目からルカクに全てのプレッシャーをかけないためにもっと多くの得点を決めることが期待される。マーカスもそうだ」

「マルシャルはユナイテッド、さらにフランス代表でプレイするレベルにあるし、批判に応えられると思う。パフォーマンスは最低でも1年目と同じレベルのものとなるだろう」

マルシャルはマンU加入当初こそスペシャルな存在として世界中の注目を集めたが、今注目されているのは同じフランス代表の後輩FWキリアム・ムバッペだ。フランス代表でも序列は完全に入れ替わっており、マルシャルにとっては屈辱だろう。マンUでは大黒柱すぎたイブラヒモビッチの離脱を機にもっと中心的な役割をこなしていきたいところだが、1年目のように輝きを放てるか。

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