高くて速いルカクは”世界最強のフィジカルモンスター”? 英紙「イブラほど創造性はないが……」

モウリーニョお好みのタイプ

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マンUに移籍したルカク photo/Getty Images

マンチェスター・ユナイテッドがエヴァートンから獲得したFWロメル・ルカクは、マンUをリーグ制覇など2016-17シーズン以上の成功に導くことができるだろうか。7500万ポンドの移籍金でも明らかだが、その期待は非常に大きい。これで結果を出せなければとんでもない批判が飛んでくることだろう。

英『The Gurdian』も新戦力ルカクを特集しているが、注目はルカクのフィジカルだ。同メディアはこれまで指揮官ジョゼ・モウリーニョを成功に導いてきたディディエ・ドログバ、ディエゴ・ミリート、ジエゴ・コスタ、ズラタン・イブラヒモビッチら優れたセンターフォワードと比較しているが、モウリーニョはドログバやイブラヒモビッチなどサイズのある大型FWを好んで起用してきた。ルカクはその好みにぴったり当てはまっていると言えよう。

さらにルカクは彼らと少し違う。同メディアは「ルカクはイブラヒモビッチと同じように空中戦に勝利するなどフィジカルの部分で脅威となるだろう。誰もルカクがイブラヒモビッチほど創造性ある選手とは思っていないが、そのぶん彼の方が速い」と伝えており、恐らく身体能力でルカクに勝てるFWは現サッカー界でも少ないだろう。パワー、高さはもちろん、ルカクはとにかく速い。スピード感に欠けると指摘されてきたイブラヒモビッチはもちろん、ドログバやジエゴ・コスタよりもルカクの方が速いだろう。
同メディアはルカクのスピードが大きなポイントになると捉えており、モウリーニョお得意の引いて守備を固めるスタイルの中でも最前線にパワーとスピードを兼ね備えるルカクが待っていることは相手チームにとって脅威と伝えている。ルカクはモウリーニョが好むカウンターアタックでも持ち味を発揮でき、空中戦でも地上戦でも重要な存在となるだろう。来季リーグ戦とチャンピオンズリーグで成功を収められるかはルカク次第とも言えそうだが、ベルギー代表の怪物FWはモウリーニョ政権下最高のストライカーになれるか。

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