マンチェスター・ユナイテッドの爆買いぶりは狂気とも呼べる領域に達している。昨夏もマンUはポール・ポグバを8900万ポンドで獲得し、今夏もロメル・ルカクを7500万ポンドの移籍金で獲得。さらに昨夏はエリック・バイリーを3000万ポンド、今夏はヴィクトル・リンデロフも3000万ポンドで獲得するなど、DF陣の補強にもしっかりお金をかけている。
この爆買いぶりがどれほど異常なレベルにあるのか。英『Daily Mirror』によると、マンUはアレックス・ファーガソン氏が勇退した2013年以降5億8760万ポンドを補強費に使っている。これは驚くべきことにファーガソン氏が指揮を執ってきた27年間を上回る数字なのだ。
ファーガソン氏はマンU指揮官として5億4650万ポンドのお金をかけて選手を補強してきたが、デイビッド・モイーズ、ルイ・ファン・ハール、ジョゼ・モウリーニョとバトンを繋いできた現マンUはすでにそれを上回っている。
ポグバやルカクの他にもアンヘル・ディ・マリアを5970万ポンド、アントニー・マルシャルに3600万ポンド、メンフィス・デパイに3100万ポンドと支出してきた。こうした近年の流れは異常なものと言えるだろう。
これで来季プレミアリーグの優勝争いに加わることができなければ大きな批判を受けるはずで、チャンピオンズリーグでも躍進が求められる。モウリーニョにとってはプレッシャーがかかる環境とも言えるが、マンUの爆買いぶりは来季さらなる成功に繋がるだろうか。