今夏リヨンからバイエルンに移籍したフランス代表MFコランタン・トリッソには、ブンデスリーガ史上最高額となる4750万ユーロもの移籍金が支払われたと言われている。トリッソはリーグ・アンの舞台で結果を出してきたものの、少々高い買い物のようにも思える。
しかし、バイエルンを率いるカルロ・アンチェロッティは今夏の市場においてトリッソが最高クラスのMFだったと信じているようだ。仏『L'Equipe』などによると、アンチェロッティはトリッソが2016-17シーズン限りで引退したシャビ・アロンソの代役になることができるだけのポテンシャルを持った選手と語り、攻守両面において非常に高い評価を下している。
「トリッソは本当に良いMFだ。彼は今夏の市場において最高のMFの1人だよ。完成されたMFだし、パス、推進力、守備時のポジショニングもいい。それにまだまだ成長できると思う。彼は若いけどリヨンで上手くやってきたし、我々の中盤を完成させられるはずだ。トリッソはアロンソのような選手の代わりとしても良い能力を持った選手だね」
バイエルンは来季から引退したフィリップ・ラーム、シャビ・アロンソの穴を埋めていく必要があり、技術面だけでなく精神的な部分でも彼らの同時引退は苦しい。トリッソには中盤の底からゲームをコントロールしていたアロンソの代わりを務めることが求められているが、史上最高額にふさわしい活躍を見せられるか。