現在ポーランドで開催されているU-21欧州選手権ではマルコ・アセンシオやジェラール・デウロフェウなどトップレベルのタレントを揃えるスペイン代表に注目が集まっているが、スペイン以上にとんでもないチームも存在する。それが決勝に駒を進めたドイツだ。
ドイツもセルジュ・ニャブリ、ダヴィー・セルケ、マックス・マイヤー、マキシミリアン・アーノルドらブンデスリーガで活躍するタレントをU-21欧州選手権に送り込んでいるのだが、このチームはベストメンバーとは言えない。なぜなら同時期にロシアで開催されているコンフェデレーションズカップにも多くの若手が召集されているからだ。
U-21欧州選手権は名称とは違い、23歳以下の選手に出場権が与えられている。今大会は誕生日が1994年1月1日以降の選手に資格があり、コンフェデレーションズカップの方に呼ばれている選手も合わせると恐ろしいU-21チームが完成する。
英『Squawka』は「今大会のU-21ドイツ代表がベストメンバーだったら?」との企画を展開しているが、呼ばれていない選手を含めると非常に豪華だ。
まずDFではドルトムントのマティアス・ギンター(23)、ホッフェンハイムのニクラス・ジューレ(21)、レヴァークーゼンのベンヤミン・ヘンリクス(20)はコンフェデレーションズカップを戦うA代表に呼ばれている。レヴァークーゼンのヨナタン・ター(21)は負傷離脱だ。
中盤ではバイエルンのジョシュア・キミッヒ(22)、シャルケのレオン・ゴレツカ(22)、リヴァプールのエムレ・チャン(23)、レヴァークーゼンのユリアン・ブラント(21)、前線ではマンチェスター・シティのレロイ・サネ(21)、ライプツィヒのティモ・ヴェルナー(21)もいる。
仮に本気のメンバーを組むことができれば、U-21ドイツ代表はスペインやイタリア代表以上に大きな注目を集めていたことだろう。この世代もメスト・エジルやマヌエル・ノイアーら同大会を制した2009年のU-21チームと同じくとんでもない逸材が揃っている。