先日ブンデスリーガのフランクフルトに移籍することが決まったサガン鳥栖MF鎌田大地は、ドイツの地で飛躍できるだろうか。鎌田はまだ20歳と若い選手だが、鳥栖では主力として活躍。日本期待の若手選手の1人として注目を集めてきた。しかし、海外ではまだ無名に近い存在だ。
地元紙『Frankfurter Rundschau』は鎌田について「両足でボールを操ることができ、俊敏性もある。また、180cm72Kgとサイズもあり、繊細な選手ではなさそうだ」と評価しているが、「まだ白紙の状態だ」と何ができるか不透明な部分もあると伝えている。
それもそのはず、鎌田は日本のA代表にも昨夏のリオデジャネイロ五輪を戦ったU-23日本代表にも入っていない。その選手にフランクフルトは250万ユーロの移籍金を支払ったとされている。同メディアも「大部分は未知数。250万ユーロは安くない」と伝えており、鎌田はドイツの地で自身がその額に見合うクオリティを備えた選手であることを証明しなければならない。
さらにボール扱いとは別にドイツ語も重要だ。同メディアはチームメイトになる日本代表MF長谷部誠の存在に期待しているようだが、鎌田の大きな問題の1つが語学にあることを伝えている。日本では鎌田の才能は十分知られており、将来は日本代表に入ってほしい逸材だ。フランクフルトも期待しているようだが、鎌田は鳥栖と同じくフランクフルトでも自慢の攻撃性を披露できるか。