[コンフェデ杯]新生ドイツ、変幻自在のパスワークで豪州との乱打戦を制す

組織力の高さを見せつけたドイツ

組織力の高さを見せつけたドイツ

ゲームキャプテンを務めたドラクスラー photo/Getty Images

18日にコンフェデレーションズカップ2017のグループステージ第1節が行われ、グループBのドイツ代表がオーストラリア代表と対戦した。(以下、代表略)

試合序盤こそオーストラリアのハイプレスに手を焼いたドイツだが、開始早々に試合を動かすことに成功する。5分、右サイドを駆け上がったブラントからのグラウンダーのパスに、敵陣ペナルティエリア内に侵入したシュティンドルが右足で反応し、先制点を挙げた。

先制した後もコンパクトな陣形を保ち、オーストラリアにボールをキープする時間を与えないドイツ。15分にはゴレツカの右サイドからのクロスを受けたヴァーグナーがヘディングシュートを放つが、シュートは惜しくも枠外に逸れた。
何とか反撃に転じたいオーストラリアは36分、敵陣の左サイドでフリーキックを得ると、ペナルティエリア内でフリーとなったセインズバリーがヘディングシュートを放つが、枠内にボールを飛ばすことができず。しかし、41分にロギッチが果敢なドリブルで敵陣深くに侵入すると、相手DFムスタフィに当たって跳ね返ったシュートがロギッチのもとへ。ボールを拾った同選手がすかさずシュートを放ち、同点ゴールを挙げた。

試合を振り出しに戻したオーストラリアだが、不運に見舞われてしまう。前半終了間際に自陣ペナルティエリア内でルオンゴがゴレツカを倒してしまい、PKを献上。このPKをドラクスラーに決められ、オーストラリアにとっては痛い失点となった。ドイツが1点をリードする展開で、前半を終える。

追加点を奪って楽な試合展開に持ち込みたいドイツは48分、キミッヒからの浮き球のパスを受けたゴレツカが敵陣ペナルティエリア内で強烈なシュートを放ち、チーム3点目を挙げた。

後半開始直後に失点を喫してしまったオーストラリアだが、セットプレイで活路を見出すことに成功する。56分に敵陣ペナルティエリア付近でフリーキックのチャンスを得ると、こぼれ球を拾ったロギッチがミドルシュートを放つ。GKレノがシュートの捕球に失敗した隙を見逃さず、こぼれ球をジュリッチが押し込んだ。

その後、ドイツはオーストラリアの分厚い攻撃に苦しめられたものの、球際で体を張って守り抜き、試合はこのまま終了。持ち前のパスワークを存分に発揮したドイツが乱打戦を制し、貴重な勝ち点3を手にしている。

[メンバー]
オーストラリア:ライアン、デゲネク、セインズバリー、ライト、ルオンゴ(→クルーズ 46)、ミリガン、ムーイ、ロギッチ(→トロイージ 70)、レッキー、ベヒッチ、ジュリッチ(→ケーヒル 86)

ドイツ:レノ、キミッヒ、ムスタフィ、リュディガー、ヘクター、ゴレツカ、ルディ、ブラント(→ジューレ 63)、シュティンドル(→E・チャン 77)、ドラクスラー、ヴァーグナー(→ヴェルナー 58)

[スコア]
オーストラリア 2-3 ドイツ

[得点者]
オーストラリア:ロギッチ(41)、ジュリッチ(56)

ドイツ:シュティンドル(5)、ドラクスラー(44)、ゴレツカ(48)

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