英紙「吉田麻也、レドモンド、ロメウらはベストシーズン過ごした」 大きすぎたピュエルの功績

突然の解任劇

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吉田とピュエル photo/Getty Images

14日、サウサンプトンが指揮官クロード・ピュエルの解任を発表した。今季はリーグ戦で8位、さらにはリーグカップで決勝に進出するなど結果を出していただけに、解任に疑問を抱いたサポーターも多いだろう。英『The Telegraph』はピュエルの仕事を振り返っているが、改めて考えるとこの1年の仕事ぶりは見事なものだ。

何より大きいのは選手を成長させたことだ。同メディアは「ロメウ、ウォード・プラウズ、レドモンド、ソアレス、吉田麻也と、数人の選手はピュエルの下でキャリアのベストシーズンを過ごした」と伝えており、彼らを重要な戦力に変えたのは見事だ。特に今季はFWチャーリー・オースティン、最終ラインではフィルジル・ファン・ダイクが負傷で長期離脱し、ジョゼ・フォンテも1月にウェストハムへ移籍した。これだけキープレイヤーを欠きながらリーグ戦で8位に入れたのも、吉田やレドモンドなどを成長させたからだ。

もっと若い世代の成長も見逃せない。吉田の相棒を務めたジャック・スティーブンスも大きく成長した選手で、ピュエルの積極的な起用が当たった形だ。他にも20歳のジョシュ・シムズ、22歳のサム・マックイーンも今季ピュエルの下でプレミアリーグデビューを果たしている。育成の面でピュエルが残した功績は大きい。
同メディアは唯一ヨーロッパリーグでグループステージ敗退に終わったことが残念だったと伝えているが、それでもピュエルの仕事は十分に合格点だったはず。このチームが来季どう成長するのか楽しみだったが、吉田にとっても少々残念な解任劇となってしまった。

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