バルトラ、爆破テロ事件を生々しく語る「10分が4時間にも感じた」

最終節で奇跡の復帰を果たす

最終節で奇跡の復帰を果たす

奇跡の復帰を果たしたバルトラ photo/Getty Images

今年4月、ドルトムントの選手を乗せたバスが爆破襲撃されるという事件が起きた。その事件でドルトムント所属のDFマルク・バルトラは右手首を骨折する大けがを負い、戦線離脱を余儀なくされていた。同選手は事件のことをブンデスリーガ公式YouTubeチャンネルで鮮明に語っている。

「ホテルを出たときから覚えている。いつものようにファンが見送ってくれた。もしかしたらいつも以上に人はいたかもしれない。ビッグゲームだったからね。そして爆発音が聞こえたんだ。まるでマシンガンのようだったよ。しかし僕はどうすることもできなかった。何かが腕に当たって、痛みを感じ始めたんだ。大きな痛みだったよ。それからとても熱い風が顔を覆ったんだ。動くことはできなかったし、なにも聞こえなかった。それからチームメイトが床に伏せろと言ったんだ。理解していたけど、みんなにサポートしてもらった。全く動けなかったからね。みんなは何が起きたんだと叫んでいたよ。どこでなにが起きたのか分からなかった」

「僕の腕はとても痛んでいた。血で覆われていたんだ。パパスタソプーロスとロマン・ビュルキがきて、ドクターを呼んでくれた。僕は床に倒れこんで、動けない状況だった。そのときは娘のことだけを考えていたよ。そして医者は僕が意識をなくさないよう、頬を叩いてくれた。意識が朦朧としていたからね。だから自分自身に言い聞かせていたんだ『マルク、今はうなだれてはダメだ』とね。どのくらいの時間だったのか分からない。恐らく10分ぐらいだったはずだけど、僕には4時間ぐらいあったように感じたよ」

この事件で手術を行なう大けがを負っていたバルトラは、最終節で復帰を果たすと、ポカール杯決勝では先発出場しチームの優勝に貢献している。ブンデスリーガ最終節で奇跡の復帰を果たすことができた同選手だが、一歩間違えば本当にどうなっていたか分からない。今後は同様の事件、暴動が起きないことをただ祈るばかりである。

記事一覧(新着順)

注目キーワード

CATEGORY:海外サッカー

注目タグ一覧

最新号を無料配信中!
電子マガジン「ザ・ワールド」
No.236 次世代を担え! 超注目ヤングスター29人
theWORLD(ザ・ワールド)は世界中のサッカーを網羅する、日本初のスマートデバイス対応フリーミアム 電子マガジン!

雑誌の詳細を見る

人気記事ランキング

INFORMATION

記事アーカイブ