グループBは大混戦! 猛暑のイラク戦ドローで8月の”豪州決戦”はW杯出場をかけた超ビッグゲームに

早い時間帯に先制に成功も

早い時間帯に先制に成功も

大迫が先制ゴールを決めたが…… photo/Getty Images

2018ロシアワールドカップアジア最終予選でイラク代表と対戦した日本代表は、本田圭佑が右サイド、原口元気がトップ下、久保裕也が左サイドに回り、最前線には大迫勇也。中盤では遠藤航と井手口陽介の2人がボランチを組む形でスタートした。

イラン独特の暑い気候への対応が求められる一戦だったが、日本は前半8分にセットプレイから幸先よく先制に成功する。右からのコーナーキックを本田が入れると、大迫が頭で合わせてゴール。苦しい展開が予想される中、日本が早い時間帯に先制することができた。

その後は暑さもあって出足が鈍りイラクに主導権を握られる時間もあったが、吉田麻也と昌子源のセンターバックコンビを中心に何とかゴールを死守。苦しい気候だが、日本は1-0とリードして前半を終えることに成功する。
後半もイラクの戦い方は変わらず、積極的に長いボールを蹴ってくる。サイドに展開した場合は徹底してクロスを入れてきており、吉田と昌子が忙しい展開に。さらに後半11分にはボランチで奮闘していた井手口がスリップして頭を打ってしまい、立ち上がれない状態に。日本は思わぬトラブルから交代カードを切ることになり、20歳の井手口からベテラン34歳の今野にチェンジする。

その後も日本は体力的に苦しい時間が続き、なかなかシュートに持ち込めない。後半19分には右サイドを抜け出した酒井のグラウンダーのクロスから大迫に久々のシュートチャンスが訪れるが、シュートは相手にブロックされゴールの外へ。さらに直後には原口が左足で狙うも、ゴールを大きく外れる。

すると後半27分、日本はセンターバックの吉田とGK川島の呼吸が一瞬合わず、ボールを見合うような形になってしまってまさかの失点。吉田もクリアを選択すべきだったかもしれないが、一瞬の遅れが失点に繋がってしまった。さらに酒井宏樹が足を痛めて走れなくなってしまい、酒井高徳と交代。日本は負傷で2枚の交代カードを切ることになり、非常に苦しい状態に。

その後はイラクも足が止まり始めたこともあり、日本が攻め込む時間帯も増えた。しかし選手たちの疲労が限界に達していることもあり、思うように攻撃を組み立てることができず。試合はそのまま1-1で終わり、苦しいアウェイゲームで勝ち点1を獲得するにとどまった。日本は勝ち点を17に伸ばして首位を守ったが、8月には同16点のオーストラリア代表との試合が待っている。絶対に勝ち点3が必要となり、最終予選グループBは大混戦となっている。

[メンバー]

GK
川島永嗣

DF
酒井宏樹(→酒井高徳 75分)
吉田麻也
昌子源
長友佑都

MF
井手口陽介(→今野泰幸 62分)
遠藤航
本田圭佑

FW
久保裕也
原口元気(→倉田秋 70分)
大迫勇也

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