イタリアサッカー連盟で会長を務めるカルロ・タベッキオ氏は、来季のセリエAでビデオアシスタントレフェリー制度(VAR)を導入すると発表した。
昨年末に行われたFIFAクラブワールドカップや今年の5月より開催されたU-20ワールドカップで導入されたことで知られる同制度。タベッキオ氏は記者会見の場で、来季開幕からの同制度導入は既定路線であることを強調した。伊『calciomercato.com』が伝えている。
「ひとつの会場につき8台のカメラが必要になるので、関連企業からの協力も得ていく。我々の考えはまとまっており、来シーズンの開幕よりVARを採用する」
ひとつの誤審や不可解なジャッジが批判の対象となり、メディアによって陰謀説が囁かれることも少なくないセリエA。極限の状況下で試合を裁く審判団にとって、同制度の導入はこの上ない朗報かもしれない。