「ジョゼップ・グアルディオラが手放したのは間違いだったのでは?」
今季トリノで印象的なパフォーマンスを見せたイングランド代表GKジョー・ハートにはそんな称賛の声もあったのだが、先日の2018ロシアワールドカップ欧州予選・スコットランド戦でのパフォーマンスで評価がまた変わってしまったのかもしれない。
ハートはイングランド代表の正GKとして先発したが、後半にリー・グリフィスに2度もフリーキックを決められてしまった。チームはその後追いついて2-2で引き分けたが、元イングランド代表のテリー・ブッチャー氏はハートのパフォーマンスが悪かったと批判している。
英『Daily Mirror』によると、同氏は2本のFKがそれほど難しいコースではなかったと感じているようで、ボールに触れることすらできなかったハートを批判した。
「あのゴールには大きな失望があったよ。ジョーはサイズのあるGKで、どちらのシュートもポストにそれほど近い位置に飛んだわけではなかった。それに触れられなかったことには失望したよ」
グリフィスのフリーキックは綺麗な軌道を描いていたが、確かにどちらのシュートもサイドネットなどに突き刺さるものではなかった。同氏はハートのポジショニングも悪かったと考えているようだ。また、そろそろ代表の正GKを代えてもいい頃合いとも考えているようで、ストーク・シティで印象的なパフォーマンスを見せる24歳のジ ャック・バトランドにチャンスを与えても良いとの見方を示している。
ハートはトリノに出されても代表の正GKであることに変わりはないとの評価を受けてきたのだが、今回のスコットランド戦でその評価が揺らいでしまったか。