今季のレスター・シティは想像以上に苦しいシーズンを過ごした。チャンピオンズリーグではベスト8まで進出したものの、リーグ戦では降格まであり得ると言われるほど落ち込んだ。指揮官をクレイグ・シェイクスピアに代えてからは安定したものの、サポーターが期待していたような結果とはならなかった。
状況を変えるためにも今夏に補強を行いたいところだが、サポーターは来季どのような顔ぶれで戦ってほしいと望んでいるのだろうか。レスターの公式Twitterでは、来季の理想とするスタメン11人をサポーターに選んでもらっている。その結果はなかなかに興味深いものだ。
この結果を見て分かってくるのは、サポーターがどのポジションに満足していないかということだ。今のところサポーターはセンターバックのロベルト・フートとウェス・モーガン、そしてセンターフォワードの日本代表FW岡崎慎司やイスラム・スリマニに満足していないことが分かっている。
サポーターはセンターバックに新たな人材を加えることを望んでおり、以前からレスターが興味を示しているアンデルレヒトDFカラ・エムポジ、バーンリーでブレイクしたマイケル・キーン、降格したハル・シティからハリー・マグワイアなどの獲得を希望している。その他のポジションでは目立った変化はなく、ボランチもダニー・ドリンクウォーターとウィルフリード・エンディディ、サイドハーフもリヤド・マフレズ、あるいはデマライ・グレイ、マルク・オルブライトンと変わらない。
しかし、ジェイミー・バーディの相棒として岡崎はあまり人気がないようだ。サポーターが望んでいるのはスウォンジーMFギルフィ・シグルズソンの獲得で、現在の[4-4-2]ではなくシグルズソンをトップ下に配した[4-1-4-1]の採用を希望している者も多い。岡崎の献身性は大きな武器だったのだが、サポーターはバーディの相棒として完全には信用していないのかもしれない。
サポーターを満足させるにはもう少しゴールを決めるしかなく、来季は岡崎にとって勝負のシーズンとなる。今後もバーディと2トップを組んでいけるかは、変わらぬ献身性に加えて得点力がカギを握ることになりそうだ。