今季のチャンピオンズリーグで改めて分かったのかもしれない。「現在のサッカー界でスペインに敵うリーグはない」と。
3日に行われた決勝では、レアル・マドリードよりユヴェントスの方が優位ではないかとの声もあった。ユヴェントスが決勝まで圧倒的な成績で勝ち上がってきていたからだ。しかし、結局はレアルが4-1でユヴェントスの堅守を破壊。史上初の連覇を達成した。
この結果にスペイン『MARCA』は、「欧州にライバルは存在しない」と伝えている。近年はチャンピオンズリーグ、ヨーロッパリーグの両方でスペイン勢の躍進が目立ち、スペインが最強との意見に反論できる者は少ないだろう。チャンピオンズリーグでは2008-09シーズンにバルセロナが圧倒的な力でマンチェスター・ユナイテッドを撃破して以来、ここ9シーズンで決勝に1チームも送り込めなかったのはたった3度だけだ。
一方のヨーロッパリーグではセビージャが3連覇したことが記憶に新しく、シーズン開幕前に開催されるチャンピオンズリーグ王者とヨーロッパリーグ王者によるUEFAスーパーカップはどこかスペイン国内のスーパーカップのような雰囲気になっていた。この両大会を見てもスペイン勢の力は圧倒的だ。
さらにリオネル・メッシ、クリスティアーノ・ロナウドとバロンドールを支配しているスターが2人ともスペイン2強に所属しており、同メディアは「世界最高の2選手、2つの最強クラブ、他にも優れたサッカーをしているクラブが多いスペインは他国のリーグを上回っている」と伝えている。この流れは続きそうだが、スペイン勢を止められる存在はいないのか。