チャンピオンズリーグになってからは史上初の連覇、さらにリーグ制覇まで果たしたジネディーヌ・ジダン率いるレアル・マドリードは、これから欧州サッカー界を支配する存在になるのだろうか。
今回のチャンピオンズリーグ優勝にも大きく貢献したMFルカ・モドリッチは、その可能性が若い世代にあると考えているようだ。
英『Daily Mirror』などによると、モドリッチは「僕たちは良い年齢にある。非常にクオリティのある優秀な若手がいるし、それはチームにとってポジティブなことだよ。僕たちは今スペシャルなことをしたけど、これを続けないとね。今は永遠には続かないのだから」とコメントしており、若い世代の台頭に期待している。
ベンゼマが29歳、モドリッチ、セルヒオ・ラモスが31歳、クリスティアーノ・ロナウドが32歳と、主力の選手たちはベテランの域に入りつつある。まだプレイを続けることは可能だが、いつかは年齢による衰えを感じることになるだろう。クラブはそれも見据えて世代交代に動いていく必要がある。
現在のレアルには21歳のマルコ・アセンシオ、23歳のマテオ・コバチッチ、25歳のルーカス・バスケス、イスコなど、若い世代でも活躍している優秀な選手が揃っている。彼らが上手く成長し、同じような世代の優秀な選手を新たに獲得することができれば黄金期が実現する可能性もある。
ライバルのバルセロナはジョゼップ・グアルディオラの下で手がつけられないドリームチームになったが、レアルもそれに続くことができるのか。モドリッチの言う若い世代がポイントとなりそうだ。