3日に行われたチャンピオンズリーグ決勝のユヴェントスVSレアル・マドリードの一戦は、非常にレベルの高いゲームだった。選手個々の能力だけでなく、組織としても上手くまとまっており、まさに欧州最高を決めるにふさわしいピリピリした試合だったと言える。
では、ここに今季プレミアリーグを制したチェルシーは割って入れるだろうか。今季のチェルシーはアントニオ・コンテの下で抜群の安定感を誇り、プレミアリーグを制した。来季はチャンピオンズリーグに参戦することになり、レアルやユヴェントスのような強豪を相手にする必要も出てくるだろう。その際にどんな戦いを見せるのかは非常に興味深い。
クラブの公式サイトによると、エースのエデン・アザールもチャンピオンズリーグがハイレベルで難しいコンペティションであることは理解している。しかし今季のような戦いができればチャンスも0ではないと考えているようで、自信を覗かせている。
「チャンピオンズリーグは難しい大会だ。どのチームにも準決勝や決勝に進む力がある。だけど今季のようなパフォーマンスをすれば、いい結果が残せるはずだよ。新しいレベルの高い選手が数名加われば、上手くやれるはずさ。ただ、クオリティだけでなく少しの運も必要だね」
そう自信を口にするアザールだが、今夏にはレアルに引き抜かれるのではないかとも言われている。今のチェルシーはアザールが攻撃を引っ張っているため、退団した場合は予想以上の穴となる。しかしアザール本人はチェルシーが好きだと宣言しており、ここでさらにトロフィーを獲得していきたいと決意を語っている。
「ここに来て5年になるし、もう何でも知っている。チェルシーが好きだよ。家族のようだからね。ここは第2の故郷だし、チェルシーにいられてハッピーだ。もっと多くのトロフィーを獲得するよ」
今季のチェルシーも3バックのシステムが見事にハマり、組織力に磨きをかけている。レアルやユヴェントスにどこまで通用するかは分からないが、来季はプレミアリーグを代表するクラブとして躍進が期待されている。