やはりバルセロナには後悔しかないか。昨夏ユヴェントスへ移籍したDFダニエウ・アウベスは、イタリア国内2冠に加えてチャンピオンズリーグ決勝にまで進出している。そのパフォーマンスは今でも世界トップクラスのものがあり、準々決勝ではバルセロナFWネイマールを抑え込んで無失点勝利に貢献し、準決勝ではモナコ相手に全ての得点を演出する働きを披露。バルセロナは非常に苦い思いをすることになった。
そのアウベスが3日のレアル・マドリードとの決勝を前に、再びバルセロナについてコメントしている。バルセロナはアウベスの穴をセルジ・ロベルトやアレイクス・ビダルで埋めようとしたが、アウベスは単なる技術だけで穴は埋まらないと考えているようだ。英『The Guardian』によると、アウベスは技術以上に自身が持っていた情熱を失ったことが大きいとコメント。退団する際にバルセロナ側に警告していたことを明かしている。
「バルセロナは僕が去る前に敬意を示さなかった。これは僕が感じたことだし、これからも変わらない。ユヴェントスに向かう前、僕は彼らに言ったんだ。僕を失うことになると。それは選手としてではない。バルセロナには優秀な選手が揃っているからね。失うのは僕のスピリットだよ」
アウベスはユヴェントスでもそのスピリットを発揮し、チームは3冠に手が届くところまできている。技術面でもアウベスは世界トップレベルのサイドバックだが、メンタル的な部分でバルセロナが失ったものは想像以上に大きかったのかもしれない。