本田、香川、中村俊輔 英メディア選出の「欧州で大活躍したアジア人選手7名」に日本人が4名も

世界への道を切り開いた名手たち

近年はアジア人選手が欧州トップリーグで活躍することも珍しくなくなったが、その中でも最も大きな成功を収めた選手は誰なのだろうか。今回『90min』は「ヨーロッパでインパクトを残したアジア人選手7名」と題し、欧州の舞台でアジア人選手の価値を世界に示した名選手を紹介している。

嬉しいことに、最も多く選ばれたのは日本人選手だ。まずはレスター・シティFW岡崎慎司だ。岡崎はマインツなどブンデスリーガで活躍したあと、2015年夏にレスターへ移籍。そこでプレミアリーグ制覇に大きく貢献し、世界が驚いた歴史的なサプライズに深く関わった。同メディアも岡崎の得点数が少なかったことは認めているものの、献身性やスペースを作り出すための動きなどチームへの影響力は大きかったと高い評価を下している。

2人目はミランMF本田圭佑だ。本田はオランダ、ロシア、イタリアでプレイし、ミランではクラブの象徴でもある10番を背負った。期待通りの活躍とはいかなかったが、ミランでアジア人選手が10番を背負うのは特別なことだ。今後そうした選手が出てくる機会は訪れないかもしれない。
3人目はドルトムントMF香川真司だ。香川は日本人選手の中でも特にタイトルに恵まれたキャリアを過ごしており、ブンデスリーガ、マンチェスター・ユナイテッドではプレミアリーグも制している。特にドルトムントでのインパクトは凄まじいものがあり、日本人選手の評価を大きく高めてくれた存在だ。

そして最後の4人目はセルティックなどで活躍したMF中村俊輔だ。中村はイタリアでこそ苦戦したものの、セルティックでは才能が爆発。チームをリーグ優勝に導く立役者となり、同メディアもクラブのレジェンドだと絶賛している。また、中村はチャンピオンズリーグで日本人初得点を決めた選手でもある。まさに欧州への道を切り開いた偉大な選手の1人と言えよう。

残る3人はディナモ・キエフなどで活躍したアジア屈指のFWの1人であるウズベキスタンのマクシム・シャツキフ、トッテナムで活躍する韓国代表FWソン・フンミン、そしてマンUで数多くのタイトルを獲得した韓国人MFパク・チソンが選ばれている。シャツキフは欧州五大リーグでのプレイ経験こそないが、チャンピオンズリーグではアジア人最多得点記録を持っている。ウクライナリーグでは2度も得点王を獲得するなど、アジアを代表する名FWだ。

今季トッテナムで暴れたソン・フンミンについては説明不要で、その攻撃力はプレミアリーグでも十分に通用している。現在アジア人選手の中で最もホットな存在と言えるだろう。パク・チソンについては同メディアも最も称賛されたアジア人選手の1人と捉えており、誰もが知るマンUでプレミアリーグ4度制覇、チャンピオンズリーグ制覇を経験するなど偉大なキャリアを歩んでいる。

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