「本当に自分にとって大事であり、充実したシーズン」
今季を振り返った香川 photo/Getty Images
ドルトムントに所属する日本代表MF香川真司が、激動の2016-17シーズンを振り返っている。
27日に行われたDFBポカール決勝で、長谷部誠が所属するフランクフルトと相見えたドルトムント。香川はこの一戦でフル出場を果たし、5年ぶりのタイトル獲得に貢献していた。そして、29日に自身のブログを更新し、「決勝を終えて」というタイトルで次のように綴っている。
まず、フランクフルトとの決勝について「27日の決勝。苦しい試合ではありましたが、勝利して優勝することができました。チーム事情もあり、自分の役割を考え、尚且つ自分の良い部分の特徴をどう活かす事ができるか? なんとなく、この数年を物語るような戦い甲斐のある試合でした」と語った香川。その上で今季について「悩む事も多々あり、色々な葛藤が自分の中にあったこの1年。色々と厳しい時期もありましたが、最後のこの決勝に出場する事ができ、優勝できた事を誇りに思います。優勝を獲得できた事が本当にうれしい!!」とコメントしている。ただ「このシーズン、正直苦しかったけど」と率直な気持ちも明かしており、「本当に自分にとって大事であり、充実したシーズンでした」と総括した。
最後に「はしゃぐのはもう終わり。大事な代表戦があります。帰国後数日はお休みが頂けたので、体を休めたり、自分のやりたい事をしたり。トレーニングしながら、調整したいと思います。1日から代表には合流しますので」と意気込みを明かしている。
今季前半戦はケガなどに苦しみ、思うような出場機会や結果を得られなかった香川だが、徐々に調子を取り戻し、終盤戦ではチームに欠かせない存在となっていた。ドルトムントをタイトル獲得へ導いた勢いで、日本代表にも勝利をもたらしたいところだ。