リーグ制覇、1人の退場者とカップ戦準優勝、レジェンドの退団 コンテの1年目はユーヴェにそっくり

ユーヴェとチェルシーで似ている1年目

ユーヴェとチェルシーで似ている1年目

チェルシーを率いるコンテ photo/Getty Images

チェルシーを率いて1シーズン目からリーグ制覇を果たしたアントニオ・コンテ。その手腕は見事というしかないが、英『Daily Mail』が注目していることがある。それはユヴェントスでの1年目となった2011-12シーズンと展開が似すぎているということだ。

まずチェルシーは昨季を10位で終えるなど大苦戦で、コンテはそれを見事に立て直してリーグ制覇を果たした。当時のユヴェントスも、前シーズンを7位で終える苦しい状況だった。そこから一気にリカバリーさせた点は非常によく似ている。

それだけではない。コンテはユヴェントスの1年目にもコッパ・イタリア決勝まで進んでいるが、ナポリに0-2で敗れている。今回もチェルシーはFAカップ決勝でアーセナルに1-2で敗れ、コンテはユヴェントス時代同様に準優勝だった。しかも、1人退場者が出ているところも同じだ。ユヴェントスでは交代で入ったファビオ・クアリアレッラが肘打ち行為で退場となり、チェルシーではヴィクター・モーゼスがシミュレーション行為で2枚目の警告を受けて退場している。
最後のポイントは、クラブを支えてきたレジェンドが退団することだ。今季はジョン・テリーが退団することになっており、最後の試合では自身の背番号と同じ26分間だけプレイしている。一方ユヴェントス時代にはアレッサンドロ・デル・ピエロが退団しており、クラブのレジェンドがそれぞれコンテの1年目に退団していることも特徴だ。

同メディアはユヴェントスの再現を見ているかのようと伝えており、これほど似たシーズンを過ごすのは何とも興味深い。ユヴェントスはそこから常勝軍団となってセリエAを支配したが、コンテはそこも同じにできるのか。 チェルシーサポーターはそれを望んでいることだろう。

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