ユヴェントスは22日、チェルシーからレンタル移籍で加入中のコロンビア代表FWフアン・クアドラードを完全移籍で獲得し、2020年6月30日までの契約を結んだことを発表した。
現在28歳のクアドラードは、これまでウディネーゼやフィオレンティーナ、チェルシーなどでプレイ。2015-16にユヴェントスへ1年間のレンタル移籍で加入し、公式戦41試合で5ゴール8アシストを記録するなど、チームの主力として結果を残した。すると、2016年夏に1度は本来の所属先であるチェルシーに復帰するすも、本人もユヴェントスでのプレイを望んでいたようで、同年8月31日にレンタル移籍で再加入することが決定。新たに3年間の契約を結び、買取オプションが組み込まれていた。
そして、今季も公式戦43試合に出場し、3ゴール10アシストを記録。コッパ・イタリア優勝やスクデット獲得、チャンピオンズリーグ(UCL)決勝進出に貢献したことで、ユヴェントスはクアドラードの買取オプションを行使した。クラブの公式サイトによると、移籍金として2000万ユーロ(約25億円)を3年間の分割でチェルシーへ支払うという。
ユヴェントスへ加入して以降、自慢の武器として持ち合わせていた「スピードに乗ったドリブル」だけでなく、マッシミリアーノ・アッレグリ監督のもとで「豊富な運動量」と「守備にも貢献する選手」として進化を遂げたクアドラード。今後もイタリアの絶対王者の一員として、1つでも多くのタイトルを獲得することができるのか。まずは、6月3日に控えているレアル・マドリードとのUCL決勝に勝利し、ユヴェントスに悲願の欧州制覇をもたらしたいところだ。