ミランの10番背負った男の”ド派手な最後” 直接FK叩き込んだ本田圭佑に伊メディア「立派なお別れ」

チームにUEL出場権プレゼント

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フリーキック決めた本田 photo/Getty Images

2013年にミランへ加入した日本代表MF本田圭佑は、憧れのクラブで苦しい日々を過ごしてきた。指揮官はコロコロと変わり、戦術も安定しない。補強策も的確とは言えず、欧州カップ戦に出場できないことが当たり前のようになってしまっていた。さらにヴィンチェンツォ・モンテッラが指揮官に就任してからは本田の出番も激減し、今夏にクラブを去ることは決定的だった。

しかし、本田は最後まで気持ちを切らさなかった。モンテッラは何度か本田のことをプロフェッショナルな人間と称えていたが、それが実を結んだのが21日のボローニャ戦だ。今季のホーム最終戦となったこの試合で、本田は後半13分から途中出場。すると、本田は15分後に直接フリーキックを叩き込んでチームの勝利に大きく貢献。本田の代名詞とも言えるフリーキックでホーム最終戦を見事に飾ってみせた。

これにはイタリアのメディアも高い評価を下している。伊『TuttoSport』は「デウロフェウが均衡を破り、ホンダが美しいFKを決め、最後はラパドーゥラのトリオが活躍した」と攻撃陣を称え、『EuroSport』も本田について「美しいFKで決定的な働きをした」と絶賛している。
本田はこれがサン・シーロでの最終戦となるはずだが、『Milanlive』は「立派なお別れだ」と最後にゴールを決めたことを称賛している。今季は本田にとってミラン加入以降最も苦しいシーズンとなったはずだが、最後にヨーロッパリーグ出場権のプレゼントを与えることができた。サポーターの記憶にも良いイメージが刻まれたことだろう。

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