大迫、“技ありフリーランニング”でゴール演出 後半開始からケルンの攻撃を牽引

ケルンは2点を先取するも......

ケルンは2点を先取するも......

後半開始前に投入された大迫(左端)photo/Getty Images

現地時間13日にブンデスリーガ第33節が行われ、日本代表FW大迫勇也が所属するケルンがレヴァークーゼンと対戦した。

試合開始から主導権を握ったのはレヴァークーゼン。9分、サイドチェンジでケルン守備陣を揺さぶり、キースリンクがペナルティエリア内でヘディングシュートを放つが、GKホルンのファインセーブに阻まれた。

レヴァークーゼンに押し込まれる展開が続いたケルンだが、相手の一瞬の隙を突くことに成功する。14分、ヨイッチがペナルティアーク付近からミドルシュートを放つと、このシュートが相手DFイェドバイの足に当たってコースが変わり、 そのままゴールに吸い込まれた。
ケルンは先制点を奪ったものの、引き続きレヴァークーゼンのサイド攻撃に苦しめられる。36分にはハヴェルツに2度自陣ペナルティエリア内にクロスを送られ、キースリンクに2発のヘディングシュートを許すが、GKホルンのファインセーブやポストに救われた。ケルンが1点をリードし、前半を終える。

後半開始直前、ケルンを率いるシュテーガー監督はツォラーに代えて大迫を投入。期待を一身に背負って投入された日本人エースが、早速ケルンの攻撃に活力をもたらす。50分、クリュンターが力強いドリブルでバイタルエリアにボールを運ぶと、大迫が巧みなフリーランニングで相手守備陣を引きつける。この大迫の動きに惑わされた相手守備陣の隙を突いてクリュンターがそのままシュートを放ち、貴重な追加点を挙げた。

順当にケルンが勝利を収めるかに思われたが、残留争いから抜け出したいレヴァークーゼンが驚異的な追い上げを見せる。60分、ブラントの左サイドからのクロスにキースリンクがヘディングで合わせて1点差に詰め寄ると、71分には同じく左サイドを突破したハヴェルツのクロスにポーヤンパロがヘディングで反応し、レヴァークーゼンが同点に追いついた。

その後もレヴァークーゼンが猛攻を仕掛けるも、ケルンの守備陣も球際で体を張って逆転ゴールを許さず、試合はこのまま終了。ケルンは2点を先取しながら相手のサイド攻撃に対する対応が後手に回り、痛い引き分けとなった。

[メンバー]
レヴァークーゼン:レノ、ター、イェドバイ、ヴェンデウ、バウムガルトリンガー、ブラント、アランギス(→カンプル 57)、ハヴェルツ(→ベイリー 86)、ヘンリヒス、エルナンデス(→ポーヤンパロ 67)、キースリンク

ケルン:ホルン、クリュンター、ソーレンセン、スボティッチ、ハインツ、ヨイッチ(→ラウシュ 76)、レーマン、ヘクター、ツォラー(→大迫 46)、モデスト、ビッテンコート(→ヘーガー 57)

[スコア]
レヴァークーゼン 2-2 ケルン

[得点者]
レヴァークーゼン:キースリンク(60)、ポーヤンパロ(71)

ケルン:ヨイッチ(14)、クリュンター(50)

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