決して器用ではないのだが、体を投げ出してでもボールをゴールに突き刺す。レスター・シティ所属の日本代表FW岡崎慎司には世界の誰にも負けない泥臭さがある。
岡崎は13日のマンチェスター・シティ戦で左サイドから上がってきたクロスに左足で合わせ、ウィリー・カバジェロの守るゴールを見事に破ってみせた。岡崎はレスター加入以降ゴール数が少ないとの批判もあったが、時折こうしたスーパーゴールを決めるところが何とも不思議だ。
英『Daily Mail』は、今回の得点を今季のプレミアリーグ最優秀ゴール賞の候補に選ぶべきではないかと主張しており、左足の豪快ボレー弾は強烈なインパクトを残したようだ。
同メディアは他にマンチェスター・ユナイテッドMFヘンリク・ムヒタリアンが12月のスウォンジー戦で見せたバックヒールショットに、アーセナルFWオリヴィエ・ジルーが1月のクリスタル・パレス戦で決めたスコーピオンキック、ウェストハムFWアンディ・キャロルがクリスタル・パレス戦で決めたオーバーヘッドシュート、リヴァプールMFエムレ・チャンがワトフォード戦で決めたオーバーヘッドシュートなどを紹介している。
岡崎は昨季もニューカッスル戦でド派手なオーバーヘッドシュートを決めており、その際も元バルセロナFWリバウドやマンチェスター・ユナイテッドFWウェイン・ルーニーらレジェンドが決めた過去のオーバーヘッドシュートと比較されている。
決して世界を代表する点取り屋というわけではないのだが、世界中の人の記憶に残るようなビューティフルシュートを決めてしまうところも岡崎の魅力なのだろう。