PK献上に頭突き、肘打ち…… 批判を浴びるのに手放せないマンUのアフロマンの不思議

モウリーニョも起用を続ける

モウリーニョも起用を続ける

得点を決めるフェライニ photo/Getty Images

指揮官ジョゼ・モウリーニョはなぜこれほど信頼を置くのか。マンチェスター・ユナイテッドのサポーターはMFマルアン・フェライニを使い続ける理由が今ひとつ分からなかったはずだ。

今季フェライニは何度かチームの足を引っ張ってしまっている。例えば昨年12月のエヴァートン戦だ。チームは1-0でリードしていたのだが、守備固めとして投入されたフェライニが3分後にPKを献上。チームは勝ち点を取りこぼしてしまった。サポーターは安易にファウルを与えたフェライニにブーイングを飛ばし、放出すべきとの意見も出た。さらに4月末に行われたマンチェスター・ダービーではFWセルヒオ・アグエロに頭突きをかまして退場処分を喰らっている。プレイの面だけでなく、こうしたラフプレイが目立つことも批判の対象になっている。

しかし、英『Daily Mail』はフェライニを不思議な存在だと取り上げている。フェライニは今のマンUで最も批判されている選手かもしれないが、モウリーニョは起用し続けている。しかも先日のセルタとのヨーロッパリーグ準決勝2ndレグではヘディングから先制点まで記録。チームの決勝進出に大きく貢献している。
同メディアは「まだモウリーニョはフェライニに頼ることになるだろう」と伝えており、フェライニはサポーターから批判されながらもチームに貢献している。解説陣からも今夏に放出すべきとの意見が出ていたが、なかなか手放しにくい不思議な存在となっている。

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