吉田麻也が”シーズンMVP候補”になるなんてビックリ! 地元紙「昨年の今頃は最悪の時期を……」

予想外の大飛躍

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サウサンプトンに所属する吉田 photo/Getty Images

昨季の今頃、サウサンプトンで日本代表DF吉田麻也のことが話題になることは稀だった。出場機会も限られており、出場した際にも失点に繋がるミスを犯してしまったことなどネガティブな話題の方が多かったはずだ。しかし、今ではシーズンのベストプレイヤー候補に挙げられるほどの存在となっている。

先日吉田はクラブの年間表彰式で会長賞に選ばれているが、地元紙『Daily Echo』も同様に「サウサンプトン年間最優秀選手は誰か」とのアンケート企画をおこなっており、その候補者として吉田が選ばれている。同メディアが候補者として挙げたのはネイサン・レドモンド、ライアン・バートランド、オリオル・ロメウ、長期離脱しているがプレミアリーグ最高のDFとも言われるフィルジル・ファン・ダイク、同じく長期離脱しているFWチャーリー・オースティン、MFジェームズ・ウォード・プラウズ、そして吉田の7名だ。

同メディアは吉田について、「日本代表のDFはこれまで3番手だったが、後半戦からはフォンテの退団とファン・ダイクの離脱で1番手になった。相棒のスティーブンスとともに立派なパフォーマンスを見せており、ミスしがちな選手という評価を変えた」と称賛している。今では安定感あるセンターバックとなっており、まさに今季のサウサンプトンを代表する選手の1人と言えるはずだ。また、昨年の今頃は吉田が年間最優秀選手賞の候補者に選ばれるなど信じられなかったとも伝えており、「恐らく当時の日本代表DFはセインツで最悪の時期を過ごしており、いくつか大きなヘマをしている。これは彼の評価を傷つけ、吉田も自信を失っていた」と今と昨年の違いに驚いているよう だ。
今のところ、アンケートではクラブの選ぶ年間最優秀選手賞にも輝いたロメウが69%と大きな差をつけてリードしている。同メディアも最有力候補と伝えていたため、この結果は妥当なのだろう。2番目に多いのはファン・ダイクで12%で、やはり負傷前のパフォーマンスはサポーターに強い印象を与えているようだ。そして、3番目に多かったのが吉田で9%だ。ロメウとは差があるものの、サポーターが評価しているのは間違いない。ベンチを温めていたセンターバック3番手の男がMVP投票の3番手になったとなれば、大きすぎるステップアップだろう。

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