現地時間3日にUEFAチャンピオンズリーグ準決勝の1stレグが行われ、モナコが本拠地でユヴェントスと対戦した。
試合序盤は[3-4-3]の布陣を採用したユヴェントスがボールを支配。D・アウベスとA・サンドロの両ウイングバックが敵陣深くでボールを受け、相手を押し込んでいく。
しかし、最初に決定機を作ったのはモナコだった。15分、右サイドを駆け上がったディラルの低い弾道のクロスに、ムバッペが左足のダイレクトボレーで合わせるが、GKブッフォンがファインセーブで掻き出した。
ムバッペのシュート以降、モナコのサイド攻撃に苦しめられたユヴェントスだが、強かに試合を動かすことに成功する。29分、カウンターで抜け出したD・アウべスが敵陣ペナルティエリア内に侵入し、中央へヒールパス。このパスに反応したイグアインがダイレクトシュートでゴールを陥れ、先制点を挙げた。
その後はモナコにボールを支配される時間が続いたもの、巧みに自陣バイタルエリアのスペースを消したユヴェントスが守り切り、前半を終える。
後半、前線からのプレスを強めたモナコが試合の主導権を握る。前半以上に危険なクロスやミドルシュートを浴びせるものの、ユヴェントス守備陣の体を張った守備に阻まれ続ける。
すると59分。ユヴェントスがディバラのボール奪取からカウンターを仕掛けると、D・アウべスの浮き球のクロスにまたしてもイグアインがダイレクトボレーで合わせ、貴重な追加点を挙げた。
その後も1点差に詰め寄りたいモナコの猛攻に晒されたものの、巧みなラインコントロールで隙を作らなかったユヴェントスが無失点で切り抜け、試合はこのまま終了。最後まで集中力を保ったユヴェントスがアウェイで貴重な無失点勝利を収め、決勝進出を大きく手繰り寄せた。
[メンバー]
モナコ:スバシッチ、グリク、ジェメルソン、シディベ、ディラル、バカヨコ(→モウチーニョ 66)、ファビーニョ、B・シウバ(→トゥレ 81)、ルマー(→ジェルマン 66)、ムバッペ、ファルカオ
ユヴェントス:ブッフォン、バルザッリ、ボヌッチ、キエッリーニ、A・サンドロ、ピャニッチ(→レミナ 88)、マルキージオ(→リンコン 81)、D・アウべス、ディバラ、マンジュキッチ、イグアイン(→クアドラード 76)
[スコア]
モナコ 0-2 ユヴェントス
[得点者]
ユヴェントス:イグアイン(29)、(59)