“完全1強体制”のセリエAは正直つまらない? リッピ氏は「問題はユヴェントスが周りより強すぎる」

優勝争いはそれほど盛り上がらず

優勝争いはそれほど盛り上がらず

PSGのチアゴ・シウバ photo/Getty Images

現在のセリエAは魅力のないコンペティションになってしまったのだろうか。セリエAは今でも欧州五大リーグの1つであり、実力ある選手が揃っている。リーグのレベルが低いわけではないが、特別大きな盛り上がりを見せているわけではない。その原因があるとするなら、やはり首位ユヴェントスだろう。

伊『Rai Radio』によると、かつてイタリア代表などを指揮し、現在は中国代表監督を務めるマルチェロ・リッピ氏はセリエAのレベルについて「セリエAのレベルは良い。下位に沈むクロトーネのようなクラブでも良いフットボールを展開しているね。問題は、周りに比べてユヴェントスが強すぎることだ」とコメントしており、ユヴェントスの実力が飛び抜けすぎている。

今季もユヴェントスはリーグ戦で首位に立っており、ナポリやローマでもついていくことはできない。ラツィオ、アタランタ、ミラン、インテルらがヨーロッパリーグ出場権を巡って激しい争いを見せていたように、欧州カップ戦の出場権争いは面白い戦いとなっている。しかし、優勝争いは予想通りすぎて魅力的とは言えないかもしれない。
ユヴェントスは今季もチャンピオンズリーグでベスト4まで駒を進めており、優勝する力があるとまで言われている。この調子ならば来季もセリエAを支配するのは確実で、優勝争いが最後までもつれるような展開は想像しにくい。分かりやすすぎる1強状態となってしまっており、少しばかり面白味の欠けるリーグとなってしまっている。

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