徳島社長、馬渡のボールボーイへの狼藉行為を謝罪 水かけ行為のサポーターの処分も検討

厳正な処分が求められる

29日に明治安田生命J2リーグ第10節が行われ、ジェフユナイテッド千葉が徳島ヴォルティスに2-0で勝利した。

同試合の14分に、選手による前代未聞のトラブルが発生。千葉のGK佐藤優也がタッチラインの外にボールをクリアすると、徳島DF馬渡和彰が素早いリスタートを目論み、ボールボーイにボールを要求。しかし、ボールの受け渡しが遅れたことに腹を立てた馬渡が渡されたボールをボールボーイにぶつけるという愚行に及び、高山啓義主審より一発退場を命じられた。徳島ヴォルティスの岸田一宏代表取締役社長はクラブ公式ホームページを通じ、以下の声明を発表している。

「試合中における弊クラブ所属の馬渡選手の行為はプロサッカー選手としてあってはならない行為であり、厳正なる処分をクラブとして本人に科す所存です。今後、Jリーグの規律委員会の処分も受けることとなりますので、処分の詳細につきましては、決定次第あらためてご報告させていただきます。また、試合後のアウェイ側のスタンドにて発生した、弊クラブサポーターの行為による事象につきましても、あってはならない行為であると認識しております。現状では当該行為をはたらいた人物の特定には至っておりませんが、特定次第、運営管理規定に則り厳正な処分を科すことといたします。いずれの件におきましても、ジェフユナイテッド千葉に関わる皆様、Jリーグを支える皆様、徳島ヴォルティスを日頃より応援していただいている皆様にクラブとして非常に重大なご迷惑をおかけ致しましたことを深くお詫び申し上げます」
試合運営をサポートしているスタッフへのリスペクトや感謝の気持ちの欠如が明るみになったこの事件。馬渡本人には勿論、別のボールボーイに水と思われる液体をかけた観客に対する厳正な処分が求められることは言うまでもない。選手と運営スタッフが良好な関係を築けるような環境作りを、関係者全員で行っていく必要があるだろう。

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