29日にブンデスリーガ第31節が行われ、同リーグ首位のバイエルン・ミュンヘンがヴォルフスブルクに6-0で勝利した。同試合の結果を受け、バイエルン・ミュンヘンの同リーグ5連覇が決定している。
今季限りでの現役引退を表明している同クラブDFフィリップ・ラームはクラブ公式ホームページのコメントで、リーグ優勝達成の喜びを語った。
「これはチームにとって大きな功績だよ。3試合を残してリーグ優勝を決めたこと、常に勝ち続けることは当たり前にできることじゃないんだ。この試合の最初の数分を見た人は、ヴォルフスブルクがどれ程の実力を持っているかをきちんと理解したと思う。彼らはプレッシャーをかけ、堅い守備を見せ、カウンターを狙ってきた。彼らにも1、2回チャンスはあった。僕たちは正しいタイミングでゴールを決めたと思う。サッカーをプレイする喜びを感じることができたし、そういった気分で僕らがプレイすれば、どんな相手でも対処するのに苦労するだろうね」
今季はUEFAチャンピオンズリーグとDFBポカールの2つのタイトルを逃すなど、失望の様相が色濃いシーズンとなってしまったバイエルン・ミュンヘン。26日に行われたDFBポカール準決勝ドルトムント戦でも決定力不足や攻守の切り替えの遅さを露呈して敗北を喫するなど、先行きが不安視されていた。ヴォルフスブルク戦では決定機を確実にモノにして大勝を収めた同クラブだが、来季以降は個人技に依存しがちな攻撃から脱却し、よりコレクティブな攻撃を究めたいところだ。