ロシアワールドカップの南米予選14試合消化時点で、6勝4分4敗の5位に留まっているアルゼンチン代表。本選出場を逃す6位との勝ち点差は2と、未だかつてない窮地に立たされている。
アルゼンチンサッカー協会(AFA)は今月10日、エドガルド・バウサ監督を成績不振により解任。同協会で会長を務めるクラウディオ・タピア氏は、現在セビージャで指揮を執っているホルヘ・サンパオリ監督に対し、同国代表監督の就任オファーを出していることを明かした。英『Four Four Two』が伝えている。
「彼(サンパオリ)が唯一の新監督候補だということを認めるよ。ただ、彼にはまだセビージャでの仕事が残されている。彼が現在携わっている仕事にもきちんと敬意を表したい。今後は彼とセビージャとの契約解除条項について話し合う必要があるが、セビージャでの監督業務に支障がでないよう、慎重に事を進めたい」
2015年に行われたコパ・アメリカでチリ代表を優勝に導くなど、南米屈指の戦術家としての呼び声が高いサンパオリ監督。空前の危機に晒されている自身の母国アルゼンチンのサッカー協会から救いを求められているが、正式就任となるのだろうか。