23日に行われたレアル・マドリードとバルセロナのクラシコでは、やはりバルセロナのエースであるリオネル・メッシが注目を集めた。そのパフォーマンスはもはや異次元のレベルにあり、レアルの選手もファウルなしでは止めることができなかった。結局セルヒオ・ラモスはメッシへのタックルで退場処分を受けており、メッシは今回の主役と呼ぶにふさわしいパフォーマンスだった。
しかし、主役の隣で密かに目立っていた男の存在も見逃すべきではない。その選手とは、MFイヴァン・ラキティッチだ。ラキティッチは左足で強烈なミドルシュートを叩き込んでおり、バルセロナの勝利に大きく貢献した選手だ。しかし、活躍はミドルシュートだけではない。
この試合ではレアルのアンカーを務めるカゼミーロがメッシをマークしていたため、その周りにいたラキティッチが自由になる機会が目立った。センターバックのラモスがラキティッチの対応に引っ張られる場面もあり、ラキティッチの存在は実に効果的だった。
ラキティッチもやりやすかったのか、英『Squawka』によればパス成功率は驚異の96%を記録している。加えてクロスも6本記録しており、レアルにとっては捕まえづらい厄介な存在だった。ミドルシュートも見事だったが、ラキティッチのシンプルな繋ぎはバルセロナにリズムをもたらしたはずだ。