先日のバイエルン戦でチャンピオンズリーグ通算100得点を記録したレアル・マドリードFWクリスティアーノ・ロナウドは、バルセロナFWリオネル・メッシと並んで世界最高の選手の1人と称される。その才能は計り知れないが、決してロナウドは天才タイプの選手ではない。
そう主張しているのが、かつてマンチェスター・ユナイテッドでプレイしたクイントン・フォーチュン氏だ。『OmniSport』によると、同氏はロナウドが誰よりも練習を欠かさない選手だったと語り、才能と勝利への欲望のコンビネーションがロナウドを作り上げたと感じているようだ。
「ロナウドは何においても最高になりたがっていた。彼には勝利への欲求があり、才能は信じられないものだ。多大なる才能を持った選手の中には努力しない者もいるが、ロナウドは違う。信じられない選手だよ。才能と欲望のコンビネーションがあって、恐らくは欲望が今の彼を作ったんだと思う」
「彼には能力があったが、毎日トレーニングとは別に努力する彼のような選手は見たことがない。シュート、ドリブル、ステップオーバー、そして強く、速くなりたいとジムへ。私は彼が今のレベルに達したことに驚いていないし、今彼はさらに前へ進みたいと思っていることだろう。彼はそういうタイプの人間なんだ」
ロナウドは才能だけで世界のトップに達したのではなく、欠かさずトレーニングする努力型の選手だった。それが32歳でもトップパフォーマンスを維持している理由の1つだろう。純粋な才能ではメッシの方が上かもしれないが、ロナウドは努力する才能でメッシと競り合っている。