あまりにも脆すぎる”ガラスの天才” 度重なる離脱にヴェンゲルも「怪我でストップするのは悲しい」

負傷が絶えず……

現在アーセナルからボーンマスにレンタル移籍しているMFジャック・ウィルシャーは、世界中からその才能を評価されている選手だ。その才能は元バルセロナのシャビ・エルナンデスや現マンチェスター・シティ指揮官ジョゼップ・グアルディオラが絶賛したほどで、イングランドでも屈指のテクニシャンであることは間違いない。

しかし、ウィルシャーは何度も怪我に悩まされてきた。今季はボーンマスで継続的に出場していたが、先日のトッテナム戦で左腓骨骨折の怪我を負ってしまい、今季はもう試合に出場しないことになっている。良い流れを掴み始めていただけに、何とも残念な離脱だ。

英『Daily Mirror』によると、アーセナル指揮官のアーセン・ヴェンゲルもウィルシャーの負傷を嘆いている。ヴェンゲルもウィルシャーの才能は高く評価しているものの、世界のトッププレイヤーと肩を並べるには継続性が必要だと主張。あまりにも多い天才の負傷を悲しんでいる。
「悲しいよ。ジャックは優れたサッカー脳を持つ偉大な選手だからね。彼のキャリアは何度も怪我でストップしている。優れたキャリアは負傷で止まったり、進んだりと悩まされることはないし、継続性が大切だ。世界のトッププレイヤーを見れば、クリスティアーノ・ロナウドのような選手は年に50、60試合はプレイしている。彼らは負傷でストップしない運があり、こうしたクオリティある選手が怪我でストップするのは悲しいね」

ウィルシャーがロナウドのように怪我の少ない選手だったら今頃どうなっていただろうか。少なくともイングランド代表では中心選手となっていたはずで、EURO2016などでも暴れてくれただろう。ウィルシャーには「ガラスの天才」との表現が付きまとっており、なかなか才能をフルに発揮することがないキャリアとなってしまっている。

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