“インテル時代のエトー”並の献身性 ユヴェントスを陰から支える大型センターフォワード

クラブOBも称賛

セリエA5連覇に近づき、チャンピオンズリーグでも準々決勝1stレグでバルセロナを3-0でねじ伏せたユヴェントスではゴンサロ・イグアインとパウロ・ディバラの強力2トップ、さらにはジャンルイジ・ブッフォンやジョルジョ・キエッリーニなど強固な守備陣に注目が集まる。彼らがチームの主役と言えるが、見逃してはならない脇役も存在する。

その1人がFWマリオ・マンジュキッチだ。マンジュキッチはセンターフォワードを本職とする選手であり、本来であればイグアインやディバラとポジションを争う関係だ。しかし、現在のマンジュキッチはサイドでプレイしている。そこで献身的に走り回っており、現在は陰からチームを支える脇役として大きく貢献しているのだ。

クラブOBのジャンルカ・ヴィアッリ氏は、その働きがインテルでプレイしていた際のサミュエル・エトーに似ていると考えているようだ。エトーもセンターフォワードの選手だが、ジョゼ・モウリーニョが率いたチームではサイドを担当。最前線にはディエゴ・ミリートが入り、インテルはこのやり方でチャンピオンズリーグを制覇している。
伊『Gazzetta dello Sport』によると、ヴィアッリ氏は今のマンジュキッチがエトーに似ているかとの質問に対し、「ああ。間違いなくそうだね。マリオが協力的なスピリットを持たなければ、アッレグリにとってはもっと複雑なことになっただろうね」とコメントしており、脇役としてチームのために走るマンジュキッチを称賛している。

また、マンジュキッチはサイズを活かして相手のサイドバックとの空中戦を制することも可能だ。ここでボールを落ち着けることができ、現在のユヴェントスではマンジュキッチのサイド起用が見事に当たっている。目立つのはイグアインやディバラだが、マンジュキッチの存在も見逃すべきではないだろう。

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