長友はスタメンで通用するはず! サラー、スソら”スピードスター”にとっては最も厄介な存在に

スソ対策として先発起用

今季はなかなか出番をもらえずに苦しんでいたインテル所属の日本代表DF長友佑都は、15日のミラノダービーでサプライズとなる先発出場を果たした。ミランには右サイドからチャンスメイクを連発するFWスソがいるため、1対1要員として長友が起用された格好だ。

この試合のパフォーマンスについて、メディアはまずまずの評価をしている。伊『Tuttomercato』は「長友のスピードが守備面で有効だった」と評価し、『Internews』も「スソを抑え、ペリシッチをサポートした」と取り上げた。米『ESPN』も「ほとんどの時間でスソを抑えていた」と守備面の働きを評価しており、スソ対策としての長友起用は当たったと考えていいだろう。

最終的にミランはスソのクロスから得点を決めたため、完璧に封じ込めたとは言えないかもしれない。ただし、長友でなければスソのドリブル突破をここまで封じるのは難しかったはずだ。
今季はクリスティアン・アンサルディ、ダニーロ・ダンブロージオがサイドバックで起用される機会が多く、長友は放出候補に挙げられていた。しかし、今回のスソ、ローマのモハメド・サラー、ジェノアのダルコ・ラゾビッチなどスピードのある選手に対して長友はそれなりに有効だ。

ダンブロージオやアンサルディは長友よりサイズがあるため、クロスなどへの対応も含めれば頼りになる存在だ。しかし、地上戦の1対1では長友の方が上だ。機動力、反射神経、運動量と小柄な日本人選手らしいストロングポイントがあり、スソ対策に長友が当てられたのも頷ける。長友としてはここから出場機会を増やしたいところだが、指揮官のステファノ・ピオリはどう評価するのか。長友のスピード、運動量、1対1の粘り強さはまだまだセリエAでも通用するはずだ。

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