レベルの落ちるリーグ戦がUCLに悪影響? マテウス氏「バイエルンにとってブンデスは簡単すぎ」

リーグ戦とUCLの切り替え難しく

国内リーグで圧倒的な力を持つチームは、チャンピオンズリーグでも結果を出しやすいと考えられている。シーズンの終盤になれば決着が見えてきたリーグ戦で主力を休ませ、チャンピオンズリーグに100%の状態で臨むことが可能だからだ。ブンデスリーガを支配するバイエルンもそうだ。

バイエルンは今季もリーグ制覇に近づいており、トラブルがなければこのまま5連覇するだろう。そのため、15日のレヴァークーゼン戦でもフィリップ・ラームやアリエン・ロッベンなど一部の主力をベンチスタートにしており、18日に行われるレアル・マドリード戦に向けて準備を整えている。これは競争が激しすぎるプレミアリーグなどと比べると大きなアドバンテージとなるはずなのだが、元ドイツ代表のローター・マテウス氏は別の見方をしている。

独『TZ』によると、同氏は「バイエルンにとってブンデスリーガでの仕事は簡単すぎるんだ。彼らにはライバルがいない。これはスペインだったり、他の国のリーグとは違って見える」とコメントしており、リーグ戦を簡単に支配できることは問題になると見ている。
今回のレヴァークーゼン戦はスコアレスドローに終わったが、バイエルンならば70、80%程度の力でもリーグ戦なら十分に勝てる。選手の気持ちが緩むことはないはずだが、レアルやバルセロナを相手にするのとは大きな違いがあるのは事実だ。

同氏も「切り替えるのは難しい。それはグアルディオラのチームでも見られたことだ」とコメントしており、国内リーグでの余裕がチャンピオンズリーグの舞台でトラブルを引き起こすとの考えだ。バイエルンは先日行われたレアルとの準々決勝1stレグをホームで落としてしまったが、これにも国内リーグでの余裕が悪い影響を与えていたのだろうか。2ndレグでは100%の実力を出せるよう上手く切り替えていく必要がありそうだ。

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