黄金期の中でも「最も美しかったミランはいつ?」 かつて世界を魅了したベルルスコーニ体制

欧州制覇を成し遂げた3つの栄光の時代

ACミランは13日、中国資本への株式売却が完了したことで、長きに渡りチームを支えて来たシルヴィオ・ベルルスコーニ体制の終焉を迎えることとなった。

これまでたくさんのスーパースターの獲得に尽力し、数々のタイトルをミランにもたらすことで黄金期を築き上げて来たベルルスコーニ会長。その中でも、欧州制覇を成し遂げた3つの栄光の時代を伊『Gazzetta dello Sport』が取り上げており、当時の理想イレブンを紹介しつつ「ベルルスコーニ体制で最も美しかったミランはいつだ?」というアンケートを行っている。

1つ目は、1987年から91年まで指揮したアリゴ・サッキ時代(GK:ガッリ DF:タソッティ、マルディーニ、コスタクルタ、バレージ MF:ドナドーニ、ライカールト、アンチェロッティ、エヴァーニ FW:フリット、ファン・バステン)である。1988-89から見事チャンピオンズリーグ(UCL)2連覇を成し遂げた。
2つ目は、1991年から96年までのファビオ・カペッロ時代(GK:ロッシ DF:パヌッチ、コスタクルタ、バレージ、マルディーニ MF:ドナドーニ、アルベルティーニ、デサイー、ボバン FW:サビチェビッチ、ウェア)。カペッロにとって2度目のミラン指揮官就任で、1993-94のUCL制覇に加えて2度の準優勝、国内ではセリエA3連覇へ導いている。

3つ目は、2001年から09年までのカルロ・アンチェロッティ時代(GK:ジダ DF:コスタクルタ、ネスタ、マルディーニ、カラーゼ MF:ガットゥーゾ、ピルロ、セードルフ FW:カカー、インザーギ、シェフチェンコ)だ。選手としても活躍したアンチェロッティが指揮官として帰還。2002-03、2006-07にUCLを制し、選手としても監督としても欧州制覇を成し遂げた数少ない人物となった。

日本時間14日の18時時点でアンケートには明確な差が出ており、投票したファンのうち約60%がサッキ時代を選択。そして、2位には約35%でアンチェロッティ時代が、3位のカペッロ時代を支持したのはわずか5%となっている。ただ、大きな差はあるものの、共通して言えることが一つある。ミランは3つ時代すべてで、世界で最も美しいサッカーをするチームの一つであったことは確かであろう。

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