世界を震撼させたバス爆破事件 クロップが“かつての教え子たち”の身を案ずる

「選手たちを誇りに思う」

日本時間で12日の早朝に予定されていたUEFAチャンピオンズリーグ準々決勝1stレグのドルトムント対モナコの一戦が、ドルトムントのチームバスが爆破襲撃を受けたことにより、延期の措置がとられた。なお、延期された同試合は日本時間で13日の早朝1時45分より行われ、ドルトムントが2-3で敗れている。

2015年まで同クラブを率いたユルゲン・クロップ監督(現リヴァプール)は前述の事件について言及し、自身の悲痛な思いを語った。英『THE Sun』や英『sky SPORTS』が伝えている。

「私にとって辛い瞬間だった。たくさんの友人があのバスに乗っていたし、チームホテルからスタジアムに向かう道も覚えているよ。本当に心配したし、彼らの連絡先は知っていたが、私からの馬鹿げた質問で彼らの手を煩わせたくなかった。世界中のサッカーファンとともに、新たな情報が届くのを待っていたよ」
また、同監督は事件の翌日に同試合が行われたことについて、自身の見解を示している。

「あの状況でプレイが難しいという選手たちの心情も理解できるし、 事件の翌日に試合を開催したUEFAの決定にも一定の理解を示せる。別の日に試合を行うことはスケジュール上、難しかったね。ただ、最後まで戦い抜いたドルトムントの選手たちのことを誇りに思うし、かつての教え子たちの表情を見ていて、本当に辛かった」

過酷な状況下での試合を強いられたものの、84分の香川真司の得点で1点差に詰め寄り、2ndレグに望みをつないだドルトムント。2ndレグでは2点差以上の勝利が必要となるが、底力を見せつけることはできるだろうか。

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