“3番手の時間”は無駄ではなかった 吉田麻也「フォンテ、アルデルヴァイレルトと良い選手がいた」

今では重要な選手に

フィルジル・ファン・ダイクの相棒から最終ラインを束ねる存在へ、さらにゲームキャプテンまで任されるに至ったサウサンプトン所属の日本代表DF吉田麻也。これまで3番手の選手だったとは思えないほどのパフォーマンスを披露しており、今季は大きく成長している。

吉田自身もディフェンスリーダーやゲームキャプテンを任されることに喜びを感じているようで、そうした責任感あるポジションが自身の集中力を高めることに繋がっている部分もあるという。

地元紙『Daily Echo』によると、吉田はサウサンプトンと日本代表でキャプテンを任されたことについて「僕のキャリアでも非常に大きな瞬間です。大きな責任がありますし、非常に難しいです。しかし、感謝もしています。みんなが自分の国だったりプレミアリーグのクラブでキャプテンになれるわけではないですし、みんなが僕を受け入れてくれたことを感謝してます」とコメント。すっかり代表とクラブを引っ張る頼もしい存在となっている。サウサンプトンでも日本代表でもあくまで代理のゲームキャプテンではあるものの、代役を任されるほど信頼されているのは間違いない。
また、これまでサウサンプトンで優秀なDFを見てきたことも吉田の成長を助けているのだろう。これまではファン・ダイクやジョゼ・フォンテなど各国の代表クラスの選手が揃っていたこともあり、吉田には出番がなかなか回ってこなかった。しかしそうした時期も決して無駄ではなかった。

吉田はサウサンプトンでのキャリアについて、「サウサンプトンに来てから多くのことをしました。優秀な指揮官、ロヴレンやフォンテ、ファン・ダイク、アルデルヴァイレルトのような良い選手もたくさんいました。スティーブンスもそうです」とコメントしており、優秀なDFの姿を見てきたことも大きかったようだ。

吉田は経験を積むことでさらに成長できると手応えを感じているようだが、28歳の日本人DFはどこまで成長するのか。今度はプレミアリーグを代表するDFにまで登り詰めてほしいところだ。

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