[UCL]まさに千両役者 ロナウドの“技ありボレー”2発で10人のバイエルンを粉砕

ビダルのPK失敗が尾を引く形に

現地時間12日にUEFAチャンピオンズリーグ準々決勝1stレグが行われ、バイエルン・ミュンヘン(以下バイエルン)が本拠地でレアル・マドリード(以下レアル)と対戦した。

試合序盤は両軍とも球際で激しい守備を見せ、相手のパスワークを封じようとする意図が窺えた。

最初に決定機を作ったのはレアル。16分、右サイドにポジションを移していたクロースからの浮き球にベンゼマがヘディングで合わせるが、シュートはGKノイアーのファインセーブに阻まれた。
試合が動いたのは25分。バイエルンがコーナーキックのチャンスを得ると、T・アルカンタラから放たれた浮き球にビダルがヘディングで合わせ、先取点を挙げた。

エースのレヴァンドフスキを負傷で欠くなか、願ってもない形でリードを奪ったバイエルン。セットプレイでの失点で浮き足立つレアルに対し、長短を織り交ぜたパスワークで相手を押し込んでいく。

そして45分、リベリが放ったミドルシュートがペナルティエリア内に立っていたカルバハルの左腕に当たったと判定され、バイエルンがPKを獲得する。しかし、ビダルが放ったシュートはクロスバーの上を越え、追加点を奪うには至らず。バイエルンが1-0とリードし、前半を終える。

前半はほとんど決定機を作れなかったレアルだが、ワンチャンスをモノにする。47分、右サイドを駆け上がったカルバハルからの低い弾道のクロスに、C・ロナウドが右足のダイレクトボレーで合わせ、試合を振り出しに戻した。

同点に追いつかれたバイエルンは60分、C・ロナウドを転倒させたJ・マルティネスが同試合2回目の警告を受けて退場。10人での戦いを強いられることに。

その後もレアルが攻勢を強めると、76分にM・アセンシオの左サイドからのクロスにまたしてもC・ロナウドが右足で合わせ、逆転に成功した。

何とか同点で試合を終えたいバイエルンだったが、効果的なパスワークを披露するレアルからボールを奪えない展開が続き、試合はこのまま終了。レアルが強かな試合運びを見せ、貴重なアウェイゴールを奪って勝利を収めた。

[メンバー]
バイエルン:ノイアー、ラーム、ボアテング、J・マルティネス、アラバ、ビダル、X・アロンソ(→ベルナト 63)、T・アルカンタラ、ロッベン、リベリ(→D・コスタ 65)、ミュラー(→コマン 81)

レアル:ナバス、カルバハル、S・ラモス、ナチョ、マルセロ、カゼミーロ、クロース、モドリッチ(→コバチッチ 90+1)、ベイル(→M・アセンシオ 58)、ベンゼマ(→J・ロドリゲス 83)、C・ロナウド

[スコア]
バイエルン 1-2 レアル

[得点者]
バイエルン:ビダル(25)
レアル:C・ロナウド(47)、(76)

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