“2018W杯の主役候補・原口元気”はプレミアでも通用する逸材か? スピード、運動量は武器だが…… 

プレミアリーグは魅力だが……

日本代表でも不動の左ウイングとなったヘルタ・ベルリンFW原口元気はプレミアリーグでも通用する選手だろうか。ヘルタ・ベルリンは2018年までとなっている原口との契約を延長したい考えがあるようだが、原口はプレミア行きの希望も持っているようだ。それが契約延長の交渉をストップさせていると言われ、原口の動きに注目が集まっている。

原口はヘルタでも日本代表でも出場機会を確保しており、確かな成長を遂げているのは間違いない。問題はプレミアリーグに適応できるかどうかだ。独『90min』は日本国内ではブンデスリーガよりプレミアリーグの方が注目度が高いと伝えており、原口がそこで活躍できれば香川真司や本田圭佑のように日本を代表するスター選手になる可能性があると見ている。

確かに日本人選手の人数ではブンデスリーガの方が圧倒的に多いが、マンチェスターの両クラブやチェルシー、リヴァプール、アーセナル、さらに岡崎慎司の所属するレスター・シティなど、クラブ別で見るとプレミアリーグの方が日本での人気は高いかもしれない。プレミアリーグではビッグカードも多く、日本人選手に関係なく見ている人は多いはず。
ただし、これまで何人かの日本人選手がその魅力的な舞台で躓いてきた。マンチェスター・ユナイテッドにトライした香川もその1人で、実力があってもイングランド独特の環境に適応できないケースもある。原口は香川よりも運動量とスピードがあり、攻守両面での貢献度はプレミアリーグでも通用するだろう。実際以前は英『Squawka』がスウォンジーにサイドで上下動できる原口を獲得すべきと提案までしている。

移籍しても出場機会を得られずにキャリアにブレーキをかけてしまうケースもあるが、原口はプレミアリーグでも通用する逸材だろうか。魅力的な挑戦ではあるが、大きなリスクがあることも考慮する必要がありそうだ。

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